日本語教師が未経験からライターデビューするには?(実際のアドバイス等をまとめました)

ライター
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ご訪問ありがとうございます。

日本語教師×ライターのみやざきです。

 

突然ですが、知り合いの会社員×日本語教師の方から

「みやざきさん、このライター募集に応募すべきかどうか分かりません・・・」

というご相談をいただきました。

 

その際、私がその場でライター案件の精査を行い
採用されるためのいくつかのアドバイスをしました。

そして、相談者から「採用されました!」との連絡をいただきました。

今回は実際のアドバイスの内容を中心に
「日本語教師のライターデビュー」のポイントをご紹介します。

 

 

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応募すべきライター案件(求人)とは

ここでは「応募すべきライター案件の見極め方」をご紹介します。

※ライター案件の探し方については、Web検索「ライター 募集」や求人サイト検索などで比較的簡単に見つかるので、今回は割愛させていただきます。

適正価格は文字単価1円以上

「ライター募集」の案件にはさまざまな価格帯のものがありますが、ずばり「その案件が1文字1円以上かどうか」が一つの基準です。

もちろん、1文字1円未満でも魅力的なお仕事はあるのですが、この文字単価が「クライアント側がライターを搾取しようとしているかどうか」の一つの目安になります。

※ただし、文字単価1円以上であっても、以下の「リサーチにかかる時間」等が膨大な場合、実質的な文字単価が低くなるのでご注意ください。

リサーチにかかる時間を試算する

ライターといっても、ただ文章を入力すればいいわけではありません。

ライター案件には、記事執筆以外にも以下のような作業が伴うことがあります。

  • 情報のリサーチをしなければならない(Web検索や書籍・論文等で調べる)
  • 画像を自分で準備しなければならない(自分で撮影or無料画像サイトから入手)
  • 現場へ取材に行かなければならない(アポイントなどの事前事後のやりとり含む)

慣れないうちは時間がかかるのは当然ですが、「執筆+上記の作業でどの程度時間がかかりそうか」を事前に試算しておいたほうが現実とのギャップが少なくなります。

文字単価は悪くないけど、記事作成までに膨大な時間がかかる案件がときどきあります……。

副業ライターのメリットを見極める

副業をする場合、その仕事が本業に生かせる仕事であるかどうかも一つのポイントです。

ここでは、日本語教師がライター案件を探す時の具体的なポイントをご紹介します。

 

日本語教育の糧や授業ネタになるかどうか

結論から言うと、どんな案件も授業の糧やネタになります。

ただし、継続受注するかどうかを検討する際には「本業に生かせるか・自分の強みにできるか」という点を精査してみてください。

参考までに、私が現在定期的に受託している案件は以下の通りです。

  • オンライン辞書編集(見出し語編集)
  • コラムのWebタイトル&リード文作成
  • ひなた宮崎経済新聞の取材・執筆
  • 日本語教師のライティング庶務代行

これらは、自分にとって「勉強になる」案件です。時には執筆に苦労することもありますが、「この案件を自分の強みにする」という野心があるので継続できています。

過去の受注案件はこちらをご参照ください。

 

その仕事が楽しくできそうかどうか(気分転換になるかどうか)

もう一つのポイントは「その仕事をすることで気分転換になるかどうか」です。

日本語教師として働くだけでも大変なのに、副業としてのライター業が+αのストレスになってしまったら本末転倒です。

どんな案件も初めての仕事は大変ですが、見極めのポイントは一度目を納品した後で「二度目もやりたい」と思えるかどうかです。

もうこれっきりでいいや……と思ったら、その案件の継続受注は見送りましょう。ライターの仕事は案件によって向き不向きがあります。気持ちを切り替えて次に行きましょう。

未経験でもライターとして採用される方法

「ライター案件に応募したいけど、そもそも未経験だし、採用されるんだろうか……」という不安があると思います。

結論から言うと、募集内容に「経験者のみ」と書かれていない限り、採用してもらうことは可能です。

ここでは、未経験者がライターとして採用してもらうための「応募前に知っておきたいテクニック」をご紹介します。

 

既存記事を分析して自作記事を作る

これは募集メディアに「既に記事がある」場合に使えるテクニックです。

まずは既存記事を5つほど読んだ上で、以下の特徴を分析してみましょう。

  • 文体が話し言葉的か書き言葉的か(フランクな記事か、堅い記事か)
  • 「!」や「?」、顔文字などの記号を使っているか否か
  • 使われている表現が主観的か客観的か
  • どんな種類の画像をどこに何枚使用しているか
  • 書き始め、項目ごとの説明、締めくくりの文章でよく使われる表現はなにか
  • 必ず含めるべきキーワードや内容はどのようなものか
  • タイトルはどのような表現でまとめられているか

 

そして、応募時に上記の分析を参考に、自分で記事を作成してメール等に添付します。求人内容に「Googleドキュメントで納品」などの記載がある場合は、そのツールで納品すると印象がいいです。

この方法で、冒頭の相談者の方は無事にライターとして採用されました。

 

日本語教師として何をどのように教えているかをアピール

これはケースバイケースですが、せっかく日本語教師としての経験があるのなら、応募時にそれをアピールしない手はありません。

私の場合は、中上級の読解で社会問題を扱っていることを先方にアピールしたところ、社会派コラムの編集のお仕事をいただくことができました。

とはいえ、先方は日本語教育関係者ではない場合がほとんどなので、資格や経験年数の箇条書きだけではキャリアが伝わりません。

「こういった学習者層にこのような学習内容(文型やレベルではなく、具体的な内容を分かりやすく説明)を教えている」と、さりげなくアピールしてみましょう。

クライアントが運営している自社メディアのジャンルによっては、かなり効果的です。 

 

日本語教師のライターデビュー まとめ

今回は日本語教師がライターデビューする方法をまとめました。

日本語教師とライター業を並行するのは慣れないうちは大変ですが、続けていくうちに日本語教育との相乗効果を期待できるほどの学びがあります。

また、収入面での+αもあるので、精神的安定にも繋がります。

既に応募したいライター案件が決まっていて「この案件、興味があるけど応募すべきかどうかわからない……」といったお悩みがあれば、ツイッターアカウントにDMでご相談ください。

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!

 

みやざき

通信制大学で日本語教育を学び、2008年に日本語教育能力検定試験合格。国内の日本語学校で専任、5年のブランク後に非常勤講師→フリーランス。現在は地域日本語教育コーディネーター、Webライティング、コラム執筆等を受託しています。

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