ご訪問ありがとうございます。
日本語教師のみやざき(@jinro_miyazaki)です。
たびたび言われる「日本語教師って、英語がペラペラなんでしょ?」という件ですが、
日本語教師有資格者は座学・実習で「日本語で日本語を教えること」を学んで現場に出ていることに加え、日本語学習者が必ずしも英語話者とは限らないため、実は英語力はさほど問われないのです。
しかしながら、コロナ禍により2020年からレッスンがオンラインに切り替わり、いろんなご縁が重なって英語話者のクラスで日本語レッスン(初級)を担当する機会が多くなりました。
そんな中「日本語で日本語を教えること(直接法)に囚われず、英語話者が英語で質問してきたことをもっと正確に理解して返答したい」「英文記事から言語教育のTipsや世界の動向を学びたい」という欲がムクムクと湧いてきました。
そして、TOEIC800点突破を目指して2020年末から細々ながら英語学習を続けています。
自分なりに毎日コツコツ学習を積み重ねると、学んだ単語の使いどころが以前より分かるようになったり、長めの文の構造が理解できるようになったりと、日々着実に前進しているのを感じます。
そして図らずも、英語を学ぶ時間がコロナ禍での希望の一つになっています。
そこで今回は、以下のような方に向けて、私の現在の英語学習法をシェアしたいと思います。
✅TOEICスコア800点を目指している方
✅英語の語彙力・文法理解を補いたい方
✅会話よりも聴解・読解を伸ばしたい方

お金を払ってオンライン英語コーチをつける
英語って、どこから勉強すればいいの……?と途方に暮れたことはありませんか?
そんなときは「オンライン英語コーチ(英語指導のプロ)にお金を払う」という方法があります。
私が実際に課金したのは、こちらプログラムです↓
上記の英語コーチのサービスは、指定参考書数冊+Web配信のオリジナル英文法解説を約3か月のハードで綿密なスケジュールのもと淡々とこなしていくというプログラムです。課題の進捗をコーチに報告し、分からないところはいつでもWebメッセージ(TwitterのDMやLINEなど)で質問できます。
※ただし、この3か月のスケジュールは(特に後半が)かなりハードです。私は1周目のペースを少しゆったりめに調整した後、自主的に2周目に取り組む計画を立てています。
有料で英語コーチを雇うメリットは多い
有料でオンライン英語コーチをつけるメリットはたくさんあります。
✅「お金を払ったからには元を取ろう」という意識が働く
✅「コーチが見守ってくれている」という安心感で自律学習がはかどる
✅ プロの指導が本業(※日本語教師などの語学講師の場合)のヒントにもなる
✅ 自分の理解できていない箇所が嫌というほどあぶり出される
✅ 英語コーチのオリジナル教材がいつでも見放題(英会話レッスンだと流れてしまう)
などです。本気で英語力を伸ばしたい!でも自分ではどうしていいか分からない!という方は、プロにお金を払ってサポートしてもらうことをおすすめします。
オンライン英語コーチおすすめの指定参考書
私がお世話になったオンライン英語コーチの鬼塚さん(@Englishpandaa)は、以下の4冊を指定参考書としていました(コーチ料とは別に購入が必要です)
📚 【アプリ付】TOEIC L&Rテスト英単語ターゲット1100
→参考書+アプリで復習が捗ります。
📚 公式TOEIC Listening & Reading 問題集 7
→公式問題集の最新版です(2021年4月末現在)
📚 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リスニング編
→実際の問題形式に沿った出題。リスニング対策になります。
📚 公式 TOEIC Listening & Reading トレーニング リーディング編
→上記のリーディング版です。
特に上の「ターゲット1100」と「問題集7」は、TOEIC対策で迷えるみなさんにおすすめです。
完全独学なら参考書+Web無料コンテンツで
上記の「有料オンライン英語コーチ」に抵抗のある方は、以下の個性的な参考書3冊+Web配信無料コンテンツでの学習を参考にされてみてください。
王道orクセのある1冊、英検3級を復習?
【語彙の強化に】TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
Twitter上の英語学習者のツイートを見る限り、TOEIC900点以上をとった方はみなさん口を揃えてこの本をおすすめしています(みやざき調べ)
また、Amazonのレビューでもベストセラー1位になっています(2021年4月末現在)私もひとまずこの本を手元に置いていますが、まだこの本の何が優れているのかを実感するには至っていません。しかしそれは、私自身がそのレベルに至っていない証拠なのだと思います(苦笑)
【文法の強化に】[新形式問題対応/音声DL付] TOEIC(R)テスト Part 5 文法をこれ以上無理やっちゅうほどやさしく教える本 TTTスーパー講師シリーズ
こちらの本は正直に言うと、タイトルに反して「結構難しいし読みにくい」ですし、Amazonのレビューもいいとは言えません。しかしながら、「なぜか分からないけど、もう1周したくなる本」です。
文体が大阪弁なので賛否が分かれるかもしれませんが、各設問ごとに「まずは解いてみ!」と実践問題に挑戦させ、その後のページで「着目すべきポイント」を絞って語り口調で解説してくれます。
続けていくと「あ、長めの英文って、ここに着目すれば意味がわかりやすくなるんだな」というポイントが少しずつ見えてきます。クセのある参考書ですが、相性が合う人には面白く読める一冊です。
【中学英語の復習に】英検3級 英文法まる覚え (英検合格文庫)
中学英語から復習?と思うかもしれませんが、大人になってから英語を学びなおし、英語で何らかの職を得ている人たちは、大抵「中学英語の復習と、その例文の音読が効果があった」と言っています(みやざき調べ)
実際にこの手のひらサイズの本を見てみると「あれ…?習ったことがあるはずなのに、どうしてこの答えになるのか分からない……」という問題が少なくありません。解説もとても分かりやすいので、どんなレベルの人にもおすすめできます。
ネットの英文記事や無料オーディオを視聴
参考書学習だけだと飽きてしまうので、自分が興味のあるコンテンツを読む・聴く時間を取り入れることもおすすめです。私が実際に視聴している一部のコンテンツをご紹介します。
【読解力UPに】Nikkei Asia を定期的に読む
英語で読むアジアの経済ニュース。Twitterアカウント(@NikkeiAsia)をフォローしておくとタイムラインにニュースが流れてくるので、リマインダー代わりになります。
【聴解力UPに】Amazon Audible で洋書サンプル視聴
Amazonには、本を読むかわりに「プロの朗読版」が聴ける「Audible」というサービスがあります。洋書のAudible無料サンプルは、まとまりのある文を聴く練習にちょうどいいです。
上記2つは正直「読み取れない・聞き取れない」ことも多いです。しかしながら、内容にざっと目を通す・流して聞くことでスキミング(まとまった文章や音声の要点を掴む)の能力が養われます。
飽きないように、心が折れないように、その時に自分が興味のあるトピックを選んで、気ままに生の英語を視聴することで、よい気分転換にもなります。
まとめ 自分が続けられそうな方法を模索しよう
今回は私が実際に取り組んでいるTOEIC対策をシェアしました。私の英語の即時対応力(=会話力)を重視していないので、インプット中心のTOEIC対策が今のところはしっくりきています。
ただ、語学学習はその人の学習目的や学習に割ける時間、その人自身の特性(何が得意・不得意か、何を面白い・苦痛と感じるか)などによって、最適な学習方法が異なります。
語学学習で一番大切なことは「学習を継続すること」です。
何から手をつけていいのか分からない時は、この記事のおすすめを1つだけ試してみてください。その方法が自分にとって「効果を感じて楽しく学べる」のであれば、ぜひ続けてみましょう。
5分でもいいので毎日継続することで、着実に英語力の伸びを感じることができますよ。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう!