ご訪問ありがとうございます。
日本語教師のみやざき(@jinro_miyazaki)です。
前回の記事では、
外国語学習のコツを解説する動画
10 Ways to stop translating in your head.
(頭の中で翻訳しないための10の方法)
の中から、前半の5つのTips(コツ)を
日本語に翻訳・要約しました。

今回は後半の5つのTipsを翻訳してご紹介します!
翻訳した動画はこちらです↓
・日本語やその他の言語を学んでいるみなさん
・日本語学習を支援するみなさん
「どうやったら日本語がうまくなりますか?」
という質問への回答としても、ぜひご活用ください!
Tips6 「よくあるやりとり」に即答できるようになろう
みなさんの目標言語が英語であれば
「How are you?」「Hey, What’s up?」
「How was your weekend?」
などは「よくあるやりとり」です。
このやりとりの答えがすぐに出てこない場合、
パターン化された応答をいくつか覚える必要があります。
「How are you?」 → I’m good / I’m OK / Not bad など
もし、このような典型的なやりとりの返答に
時間がかかってしまうようだったら、今すぐ練習しましょう。
Tips7 翻訳なしの学習教材を活用しよう
外国語学習に教科書やアプリを使っているなら
翻訳なしの教材を活用してみましょう。
もちろん、翻訳つき学習教材は便利ですので、
絶対に使うな!というわけではありません。
ですが、もし可能であれば、
「翻訳なしの学習教材」を取り入れてみましょう。
教科書以外にも音声や動画教材など、さまざまな教材があります。
子ども向けや初中級者向けの動画は、語彙が易しく内容もシンプルです。
自分のレベルに合った「翻訳なしの教材」を探してみましょう。
Tips8 単語+αのフレーズで学習言語を覚えよう
もちろん、目標言語の語彙を覚えることは大切です。
でも、その語彙が「どのように使用されているか」
を知ることは、単語一つを覚えるよりももっと大切です。
例えば、「Crazy」という言葉は
状況によってニュアンスが異なります。
ある時は、メンタル的に困っていることを表し
ある時は、とても良い状態を表現できます。
単語を一つずつ覚えるよりも
実際に使われているまとまりのあるフレーズで
覚えたほうが、より多くを学べます。
Tips9 毎日の行動を目標言語で口にしてみよう
もし状況と場所が許せば、
自分の行動を学習言語で表現してみましょう。
例えば、
「ブログ記事を読んでいる」
「スマホの画面を見ている」
「そろそろ歯を磨かなきゃ……」
とても実用的な動詞の練習になります。
「絵を描く」って、英語でなんだっけ?
と分からなくなったら、すぐに言葉を調べましょう。
・・・あ、「draw a picture」だ! という具合に。
Tips10 言語学習者用の辞書を使おう
英語の場合、第二言語学習者用の辞書はたくさんあります。
私の好きな辞書はメリアム=ウェブスター社
(Merriam-Webster, Inc.)の英英辞書です。
メリアム=ウェブスター社の辞書は
別名「Leaner’s Dictionary」とも呼ばれています。
この出版社の辞書は
シンプルな英語解説文で構成されています。
ぜひ、このような「言語学習者向けの辞書」を活用してみてください。
まとめ
今回は『10 Ways to stop translating in your head.(頭の中で翻訳しないための10の方法)』の中から、後半5つのTips(コツ)をまとめてみました。
「これなら自分にもできるかも」
「外国語学習を頑張っているあの人に教えたい」
と思ったTipsはありましたか?
みなさんの外国語学習が
実り多きものになりますように!
また次の記事でお会いしましょう。