今週の日本語学校の授業・地域オンラインレッスン

日本語教師
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ご訪問ありがとうございます。日本語教師のみやざきです。

日本語学校の授業と地域オンラインレッスンの概要は
過去のブログにまとめています。こちらをご覧ください。

今回の記事では、1週目と2週目の概要をレポートします。
日々の授業やレッスンの参考になれば嬉しいです。

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日本語学校の初級クラス(新入生担当・週1)

教師側も初日のクラスは少なからず緊張します。そして、学生たちも緊張しています。

今回の新入生たちもかなり緊張しているのが伝わりました。どの学生も教室に入る前に「入ってもいいですか」と律儀に言って入室。そんな彼らの初日~2週目をレポートします。

日本語学校で使用している教材は『できる日本語』です。

ドキドキの1週目 新入生たちの緊張が伝わる初日

『できる日本語 初級』第1課の1「自己紹介」です。

ほとんどの人が「私の名前は〇〇です」という表現を知っているのですが、この課では「私は~です」と “私” を省略した「~です」を使う場面が紹介されています。

今日の授業で学ぶ表現:(私は)~です。/お名前は。お仕事は。/~人です。/〇〇さんは学生ですか/はい、~です/いいえ、~じゃありません/〇〇大学の学生です。 など

【この課のあるある】
・「私は~~さんです」と自己紹介する人がいる
・「はい、~~です」と「いいえ、~~じゃありません」の回答がまざってしまう
・「そうですか」のアクセントが疑問形に聞こえる
・「わたし」と書いてしまう。(助詞のwaを「わ」と書いてしまう)

【自然な会話のポイント】
・「私は」は必須ではない(文脈から分かる時には、わざわざ言わない)
・「お名前は/お仕事は」のあとの「何ですか」は必須ではない

【学生からの質問】
・「社員」と「会社員」はどのように使い分けるのか。
・どうして教科書の疑問文の文末に「?」がないのか。

みやざき
みやざき

学生たちは、休み時間にも一言も話していませんでした。
初日はかなり緊張していたのだと思います。

少し慣れてきたかもしれない2週目

休み時間もシーンとしていた先週にくらべ、今週は休み時間にそれぞれの国の言語で話す様子が見られました。少し緊張が解けてきたのかもしれません(授業中は程よい緊張感を保っています)

今日は平仮名2文字(「あめ」「やま」「ゆき」など)の言葉を聞いて書きとる「ディクテーション」に挑戦してみました。どの学生も正しくきれいに書きとっていました。

今日の授業で学ぶ表現:何階ですか/〇〇は■階です/どこですか/ここ・そこ・あそこ/こちら・そちら・どちら/あのう、すみません/いらっしゃいませ など

【この課のあるある】
・デパートの店舗のイラストやピクトグラムが文化の違いで伝わらない(レストラン🍴など)
・「ここ」「そこ」を単純に距離の差と誤認する(話し手・受け手のどちらに近いかがポイント)
・「電子辞書」という単語がもはや死語になっていて伝わらない

【自然な会話のポイント】
・道などを尋ねる時の「すみません」の前に「あのー、」をつける
・道を教えてもらった時などの「ありがとうございます」の前に「あ、」をつける

【学生からの質問】
・「けしゴム」は「けしごむ」でもOKか

みやざき
みやざき

この日の授業はとてもスムーズでした。

担当する課が比較的軽めだったせいかもしれません。

番外編:代講レッスンでぐったり

ある先生から「レッスンを代講してほしい」とお願いされて、二つ返事で引き受けました。クラスの進度は私が入っていたクラスと同じなので、特に問題ないと思っていました。ところが、クラスが違うと雰囲気や授業の進め方が違っており、思うように進めることができませんでした(反省)

学習者が違うと「重点をおくべきところ」と「軽く流すべきところ」が全く違うんだなということを改めて実感することに。これは、よい経験だったと言うべきもしれません。

 

地域オンライン日本語初級レッスン(週2回コース)

このレッスンは県の国際交流協会から委託を受けているレッスンです。

使用教材は地域の日本語教室を想定した『いっぽにほんごさんぽ』で、文型積み上げ式ですが「日常会話のタネ」がたくさん盛り込まれているシリーズです。担当コースの「初級3」は初級後半レベルとなっていて、各課(41~60課)に「みんなの日本語Ⅱ」の文型がちりばめられています。

 

初日はオリエンテーション→初回レッスンの日(5/9の週)

オリエンテーションでは、いつも以下のようなことを確認しています。

・Zoom入室後の音声の確認、通信状態チェック
・レッスン受講生とレベルチェックを兼ねて軽い雑談
・主催の国際交流協会からの事前の配布物確認
・レッスンスケジュールや使用教材などの確認

レッスンを受講する学習者の人数は2~7名ほどです。
コースの途中から受講を始めたり、諸々の事情で受講を取りやめる方もいます。

『いっぽにほんごさんぽ』のシラバスは
スリーエー・ネットワークの教材ページ立ち読み」で確認できます。

このコースでは1回2時間のレッスンで1課分を進めています。
Day1の内容は以下のとおりです。

第41課(最初の課)
・可能動詞(みんなの日本語Ⅱ27課)
・Vようになります(みんなの日本語Ⅱ36課)
・Vてみます(みんなの日本語Ⅱ40課)

 

レッスンDay2とレッスンDay3(5/16の週)

今回の担当コースには受講生があまり集まらず2名のみだったのですが、そのうちの1名が体調不良で直前にキャンセルし、受講者1名のマンツーマン・レッスンを行っています。

ラッキーだったのは、この『いっぽにほんごさんぽ』の主人公はタイ出身の女性で、今回の受講者もタイ出身の女性であったことです。教材の中には「トムヤンクン」や「タイ料理」などのワードが出てくるので、日常会話に話題を転換しやすく助かっています。

第42課
・~し、~し(みんなの日本語Ⅱ28課)

・~んですが、~ですけど(みんなの日本語Ⅱ26課)
・地図と道順のことば

第43課
・~ながら(みんなの日本語Ⅱ28課)
・~く/~にします(みんなの日本語Ⅱ44課)

今回の学習者は英語OKなこともあり、『みんなの日本語』の英訳版を参考にしてレッスンを組み立てています。英訳版の文型解説は「教え方の手引き」よりも分かりやすいので、おすすめです。

みやざき
みやざき

英語が苦手だけど何から勉強すれば?という方は「みんなの日本語」の英訳版をだいたい理解できるようになることを目標にすると面白いかもしれません。

 

番外編:マンツーマン・レッスンの弊害?

マンツーマンは進めやすいと言えば進めやすいのですが、その1人が休むとレッスンが休講になります。その分、収入も減りますしスケジュールに穴が開くことになります。

また、1人の受講者が飽きないようにいろんな話題のタネを仕込む必要があります。グループレッスンや授業の場合は、受講者に「盛り上げ役」や「ムードメーカー」がいるもので、その人が場の雰囲気をつくってくれたりもするのですが、マンツーマンの場合にはそのような期待はできません。

 

これからも授業やオンラインレッスンをレポートします

今回は第1週目・第2周目の日本語学校の授業と
オンライン地域日本語レッスンの概要を簡単にご紹介しました。

次回は地域の日本語オンラインレッスンについてまとめます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

みやざき

通信制大学で日本語教育を学び、2008年に日本語教育能力検定試験合格。国内の日本語学校で専任、5年のブランク後に非常勤講師→フリーランス。現在は地域日本語教育コーディネーター、Webライティング、コラム執筆等を受託しています。

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