日本語教師×Webライターがおすすめするライティングの参考書3選

ライター
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ご訪問ありがとうございます。
日本語教師とWebライティング+その他諸々で
細々稼働中のみやざき(@jinro_miyazaki)と申します。

本日はライターや翻訳家などの諸先輩方が
おすすめしてくださった3冊の参考書をご紹介します。

・自分の文章をブラッシュアップしたい方
・仕事で日本語表現を推敲する必要がある方

この記事がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。

  

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日本語スタイルガイド 第3版

この本はお世話になっている翻訳会社の社長から「業務の参考に」と送っていただきました。

実用文向けの参考書で、読み手にとってわかりやすい文の構造について体系的に整理されており、痒いところに手が届く一冊です。こちらは帯に「翻訳しやすい日本語の要点」と書かれており、日本語で「簡潔、明快、誤解されない」文章表現のガイドブックとなっています。

日本語教師有資格者が学ぶ「日本語の構造」の分野にも触れられているので、日本語教師の方は読み物としても楽しめます。一方で、現時点では電子書籍版がないのが残念です。

この本はテクニカルライティング(マニュアルや仕様書などの技術的・専門的な文章を執筆すること)の知識や経験に基づいて執筆されているのですが、その他の実用文でも役立つ技術が満載です。

巻末付録の「漢字とひらがなの使い分け」や「改訂常用漢字表」、「外来語(カタカナ)表記ガイドライン」もとても興味深く、言葉は変化していくものなのでアップデートが必要だと改めて感じました。

 

「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

現役のベテラン・ライター勢から厚く支持されている1冊です。タイトルのとおり、「文章術の名著『100冊』のエッセンスを1冊にまとめたもの」となっていて、お買い得感があります。

文章のプロたちが記した「文章のコツ」がランキング形式で掲載されているので、この1冊読めば、他のWebライティングのHowTo本は読む必要がないと言えます。

そして、読み進めていくうちに「実用的な文章を書く力は『反復練習』でどうにかなるものであり、決して才能などではない」ということがよく分かります。

ときどき読み返してみると「あ!このポイントは失念してたな」と初心にかえることができます。ライティング初心者から上級者まで、文章に迷える人に必携の1冊なりそうです。

記者ハンドブック 第14版

この本は出版・編集の業界で最も有名な1冊と言っても過言ではないかもしれません。

これまでにお仕事をいただいた全てのクライアントから「記者ハンドブック、持ってる?」と聞かれました。この本を持っていれば「ライターとして最低限の表記のルールを心得ていますよ」という証にもなるんです。

私は文章を書いている時に「この言葉、漢字でかくべき?ひらがなにすべき?」と迷った時や「カタカナ表記はこれで正しかったっけ?」と確認する時に使っています。

私は2018年に発売された「第13版」を手元に置いていたのですが、このたび待望の最新版が2022年3月に発売されました。最新版には新たに「ジェンダー平等への配慮」の項目が追加されています。

この本は手元に置いてあるだけでも「とりあえず安心」というお守りのような効果もあります。※担当するメディアによってはこの本が「正解」になるとは限らないのでご注意ください。

 

文章は、恐れずに、とりあえず書いてから推敲する

ライティングの参考書が手元にあるとはいえ、
いつも納得のいく文章を編み出せるというわけでありません。

まずは書いてみて、時間をおいて、推敲する。
ときどき、参考書などを活用して自分の文章を振り返ってみる。

その繰り返しで、少しずつでも文章が磨かれていけばいい
そのように自分に言い聞かせながら、ライティングの仕事を続けています。

日本語教師が未経験からライターデビューする方法については
過去の記事にまとめています。こちらもあわせてご覧ください。

この記事が、書く仕事に興味のある方・書くことに迷える方の
何かの参考になれば幸いです。最後までお読みくださり、ありがとうございました!

みやざき

通信制大学で日本語教育を学び、2008年に日本語教育能力検定試験合格。国内の日本語学校で専任、5年のブランク後に非常勤講師→フリーランス。現在は地域日本語教育コーディネーター、Webライティング、コラム執筆等を受託しています。

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